水害対策グッズおすすめ10選|自宅と家族を守るために今すぐできる防災

防災

「うちは大丈夫だろう」と思っていても、突如として起きる集中豪雨や台風による水害。
床上・床下浸水、家電や家具の破損、家族の避難の遅れなど、被害は多岐にわたります。

焦る男性
焦る男性

何を備えれば安心できるのか分からない

という声も多く聞かれます。

本記事では、防災士である筆者が、実際の災害対応経験や、父が土砂災害に遭った家族としての視点から、今すぐできる水害対策の基本と、必要な防災グッズ10選を解説します。

読み終える頃には、「自宅と家族に合った備え」が見えてくるはずです。
不安を希望に変える第一歩を、この記事から始めましょう。


1.水害が身近な脅威になっている理由

■ 日本は水害多発地帯

日本では、地形や気候の影響により、毎年のように水害が発生しています。
特に近年は「線状降水帯」などによる短時間の激しい豪雨により、都市部でも道路が冠水し、住宅が浸水する被害が相次いでいます。

■ 「想定外」は通用しない時代

自分の住む地域が浸水想定区域でなくても、排水設備の老朽化、周辺の土地開発、気象の変化などにより、突然の水害に見舞われることがあります。
「備えておけばよかった」と後悔しないためには、日頃の意識と準備が不可欠です。


2.水害に備えるために必要な視点とは?

水害対策には、大きく分けて以下の3つの視点が必要です。

① 家の中に「水を入れない」ための備え

家の玄関や排水口からの浸水を防ぐ物理的な対策。

② 浸水時に「安全に避難する」ための備え

避難のタイミングとルート、家族の連携、非常持出品の準備。

③ 水害後の「生活再建を早める」ための備え

水が引いた後に必要な掃除用品や衛生用品など。

次章では、この3つの観点を軸に、特に重要な防災グッズ10点を紹介します。


3.水害対策グッズおすすめ10選

1.簡易土のう(吸水タイプ)

【目的】玄関・ガレージ・排水溝からの水の侵入をブロック
【ポイント】水に浸すだけで膨らむタイプが多く、設置が簡単。重ねて使うことで効果を高められます。

2.防水シート・止水シート

【目的】出入口や窓際からの浸水防止
【ポイント】平らな面に設置しやすく、軽量で収納も容易。テープで固定するだけの製品もあります。

3.携帯用防水ライト

【目的】停電時の安全確保と移動の補助
【ポイント】防水機能付きのライトがあると、夜間や浸水中の移動にも安心。乾電池式やソーラー充電式が便利です。

4.モバイルバッテリー(防水タイプ推奨)

【目的】避難中の連絡・情報収集
【ポイント】複数のデバイスに対応するタイプを用意。電源が止まると通信手段も失われるため、最低1台は必須です。

5.非常食・飲料水(7日分を目安に)

【目的】孤立・避難生活に備える
【ポイント】水害時は物流が滞りやすく、避難所にすぐに物資が届かないことも。缶詰、レトルト、お米パックなど日常的に使えるものをローリングストックすると◎。

6.防水収納ケース・袋

【目的】貴重品や衣類、衛生用品の保護
【ポイント】防災バッグの中のアイテムを防水ケースにまとめておくと、浸水しても中身が守られます。ジップロックやアウトドア用の防水バッグでも代用可。

7.衛生用品セット(簡易トイレ、ウェットティッシュなど)

【目的】避難生活中の衛生管理
【ポイント】断水に備えて、携帯トイレや体拭き用のウェットティッシュ、マスクなどを常備。

8.撥水スプレー・シート

【目的】家財の浸水ダメージ軽減
【ポイント】事前にソファ、マットレス、収納品などに撥水処理をしておくと、完全な浸水を防げなくても汚れや臭いの軽減に繋がります。

9.浸水後の掃除用グッズ(モップ、手袋、ビニールシート等)

【目的】水が引いた後の清掃・復旧
【ポイント】浸水後すぐに掃除ができるよう、雑巾・厚手の手袋・除菌剤・ゴミ袋などをセットで準備しておくと安心です。

10.家族で共有する「水害対策マニュアル」

【目的】家族全員が同じ行動をとれるようにする
【ポイント】避難場所・緊急連絡先・荷物の持出リストなどをまとめた紙のマニュアルを作成。非常袋に入れておくと、通信手段が途絶えた場合にも役立ちます。


4.どこから始める?水害グッズ準備のステップ

ステップ1:自宅のハザードマップを確認

市区町村のホームページから、浸水想定区域・水深をチェック。
→ 高リスク地域に住んでいる場合は、止水系アイテムを優先的に準備しましょう。

ステップ2:今ある持ち物を「水害目線」で見直す

防災バッグや備蓄品をチェックし、水濡れに弱いもの、電源が必要なものなどを整理。

ステップ3:収納場所と動線を整える

非常袋・ライト・モバイルバッテリーなどは「玄関近く」や「家族がすぐ取り出せる場所」に配置。
→ 実際に「使う練習」をしておくと、災害時の混乱を防げます。


5.まとめ|備えが「安心」になる

防災グッズは、「持っている」だけでは意味がありません。
どのグッズを「なぜ」「どこに」「誰のために」備えるのかが明確になることで、初めて本当の備えになります。

この記事で紹介した10選は、どんな家庭にも応用できる基本のグッズです。
まずは今、できることから1つ実践してみてください。
たとえば、「水で膨らむ土のうを買っておく」「モバイルバッテリーを確認する」「家族でマニュアルを作る」といった、小さな一歩から始めることが大切です。

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